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土曜ワイド工場
 
東京産ブドウでブドウを楽しもう!
ブドウ以外も色々楽しんでいます。

果物狩りをしたいと思った時、東京に住んでいる方ならば山梨や長野方面など緑豊かな場所へ向かうことが多いでしょう。

しかし、東京23区内でも結構色々な種類の果物狩りが出来ます。今回はそんな都内にある果物狩りスポットを紹介するべく、東京23区の北の端。板橋区まで行ってきました。板橋区でブドウ狩りです。今日はその様子を紹介したいと思います。

(text by 吉成



池袋から各駅停車で8駅目。約16分ほどの電車の旅。

スタートは東武東上線下赤塚駅から

東京23区内では板橋区をはじめ世田谷区などに果物狩りの出来る農園が幾つかあります。ブドウ、梨、リンゴ、キュウイなど楽しめる果物の種類も色々。遠くまで行かなくても東京都23区内で結構果物狩りが楽しめるのです。そして、それら果物狩りの出来る農園は住宅街の中など果物狩りのイメージとは随分異なる場所にあります。今回訪れた板橋区の農園も駅からかなり離れた住宅街の中にありました。

土曜日11時。池袋駅から東武東上線8駅目。下赤塚駅前に仲間と待ち合わせて農園へ向かいます。道中ちょっとした観光スポットに立ち寄り、昼食も済ませます。

見逃してしまいそうな標識がその存在を示している東京大仏。

知られざる東京の名所に到着

駅を出発して約20分ほど歩くとこんな看板が出てきます。東京に住んでいる方、それこそ板橋区に住んでいる方でも知らない人がいるという東京大仏が板橋区にはあります。以前にもこちらの記事で紹介されています(板橋区に日本で3番目にでかい大仏がある。今回一緒に行った友人もその存在を知りませんでした。私も現物を見るのは初めて。果物狩り前に大仏見物です。恐らくこんな事でもなければ訪れることも無かったでしょう。果物狩りを行うブドウ園は大仏から更に歩いて5分ぐらいの所にあります。

東京大仏へと続く階段。静寂に気持ちが引き締まります。

ここは板橋か?日光か?

東京大仏のある乗蓮寺は木々が生い茂りまるで日光にでも来たような気分になります。しかし、観光で来ている人は全くと言っていいほど見かけません。いや、訪れる人自体が少ないです。セミの鳴き声だけが響きます。気持ちが引き締まります。

しかし、ここに来るまで大仏があることをアピールするものが非常に少なかった。立派な大仏なのに、なぜあまりアピールしていないのか不思議です。

大仏見物の後は近くの蕎麦屋で昼食。昼食の後にブドウ園へ向かいます。

こちらが東京大仏。予想していたよりも実物は大きく立派。
境内には大仏以外の石像も多数。生きているとがまんしないといけないことが色々有りますよね。
大仏からブドウ園へ向かう道。緑がどんどん増えていきます。

ここまで来ると緑がグッと増えて何処か遠くへ旅に出た気分です。しかし、ここは東京都板橋区。53万人以上の人が住む大きな区です(平成20年9月1日現在 板橋区役所のデータより)。緑も多いが人も多い・・・
はずなのですが残暑厳しいこの日は歩いている人は少なかった。それとも最寄り駅から30分近く歩いたような場所だからだろうか?


板橋区は急坂が多いです。これはブドウ園近くの坂。ブドウ園は坂の一番上。崖の上ではない。

ぶどう園は突然現れる

蕎麦屋を出て道を渡り、坂道を上がって歩くこと約5分。目的のブドウ園に到着します。

ブドウ園は坂の一番上にありますが、道の途中に「ブドウ園はこちら!→」的な看板などは無く普通の道路が続きます。そして、大きな門があって「いらっしゃいませ!ようこそ当ブドウ園へ!」と言った目立つ入り口もありません。壁に大きな看板はかかっているものの、入り口は普通の家の門のようなサイズ。受付的な物はブドウ園の中にあるので人の家にお邪魔するように入っていきます。


坂の一番上で看板発見。看板の後ろの生垣の中がブドウ園。看板が無ければブドウを育てていることにも気づかない程目立たない。
寄り過ぎて分かりづらいですが、看板の左端とその向こうに写る壁の間が入り口です。

こうしてブドウ園に到着。いよいよブドウ狩り開始です。先ほどまで曇り空でしたが、日も出てきて気温が上がってきます。ブドウに限らず果物狩りなんて前にやったのはいつのことだったか。期待が高まります。

 

ここは山梨か?長野か?

ブドウ園の中に入るとそこには東京にいることを忘れてしまうような風景が広がります。広がるブドウ棚。釣り下がる沢山のブドウ。ここはブドウ産地の農園か?と思うような光景です。一気に果物狩り気分が高まります。

園内はブドウに覆われて全体的に日陰ではあったのですが、この日は蒸し暑い日で少し湿った地面から上がる熱気がより暑さを感じさせます。秋の果物狩りというより夏の果物狩りでした。


熱い日差し照るブドウ園内。上には食べごろのブドウがたわわに実っています。 山梨や長野ではありません。ここは東京都板橋区。

ブドウ園内には既に何組かの家族連れがブドウ狩りを楽しんでいました。どうやら前日の新聞に農園の事が載っていたらしくそれを見て訪れた人が数組いたようです。とは言え、広い農園に対して混雑するほどの人はいません。とても空いてます。

ちなみに、農園の方に聞いたところ、この農園は開園から45周年を迎えるそうです。歴史があります。


農園の周りにはマンションや住宅が立ち並ぶ。

ブドウ棚から離れて周りをみると周囲にはマンションや住宅などが立ち並んでいます。果樹園広がる長閑な田舎町の感覚から一気に都市部に逆戻り。それでも東京23区内とは思えないほどの緑の多さです。車の音や町の喧騒などは聞こえてきません。

受付をしてもらい簡単に説明を聞いたら果物狩りを開始します。


いよいよ狩りが始まります! >
 

 
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