「ポリバルーン」というおもちゃをご存知だろうか。 チューブからゲルをにゅるっと出しストローの先につけ、ふくらますと透明な風船ができるアレ。駄菓子屋などで買って遊んだことのあるかたも多いと思う。
風船といってもとってももろく、すぐしぼんだり潰れてしまう。そのはかなさがかえって子供心をくすぐるのだ。
今回は、ポリバルーンを大人買いし、心ゆくまで遊んでみようという試みです。
(ほそいあや)
1チューブ30円
この固いチューブが懐かしい。自分はこれが大好きだった。子供の頃にこんなに沢山あったらさぞかし幸せだったろうと思う。
最初はゆっくりと吹く。ああ、このセメダイン臭がたまらなくノスタルジック。 海馬を刺激されながら、そーっと息を吹き込んでいく。
幼稚園くらいの時は、ガムのように噛んで怒られたっけ。
今も昔も変わらぬたのしさ
ものすごく久しぶりにやってみた感想は、子供のおもちゃと思いきやなかなかあなどれないという事。
まず、うまく作るのが結構むずかしい事が大人をも燃えさせる。 最初にストローの先にゲルをつける時点で形や丈夫さが決まり、ゲルの厚さが均等でないとすぐに穴が空いてしまう。 ましてやキレイな球状を目指すとなると至難の業なのだ。 本腰をいれて挑まなければならないシロモノだとは思わなかったよ、ポリバルーン。
バルーンアートを作りたい
この思い通りにいかない風船をつかって作品を作ってみよう。ポリバルーン細工だ。 繊細で壊れやすいオブジェ。きっとはかない気持ちで胸がいっぱいになるに違いない。
とりあえず王道のダックスフントを作ろう。 胴体の部分が長くなければいけないので、そういった形の風船を作らなければならない。 しかしこれが、全然できない。 諦めて二つ繋げようと思ったけれど、ハチやアリっぽくなってしまうのでやめた。
細長いポリバルーンを作れる人がいたら連絡ください。尊敬します。