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ロマンの木曜日
 
オリジン弁当の惣菜は容器で値段が変わるのか

いつもお世話になってます

オリジン弁当という関東を中心に展開している弁当屋がある。

このオリジン弁当の良いところは、惣菜の量り売りをやっているところだ。ご飯だけを炊いてきて、ここの惣菜をおかずとすれば、弁当を買うより安上がり。食費が節約できてありがたい。

最近、このオリジン弁当の惣菜量り売りを利用していてふと思った。惣菜を入れる容器によって、惣菜の値段が違っているような気がするのだ。

ひょっとしたら、容器によって得なものや、そうでないものがあるのではないだろうか。

木村 岳人



容器によって値段が違うというのはどういうことか

オリジン弁当の惣菜は、基本的に100g178円の量り売り。惣菜コーナーの前に置いてある容器に好きな惣菜を好きな量だけ取り、その重量に応じた金額をレジで支払うというシステムだ。

ここでは、その惣菜を入れる容器が焦点となる。


惣菜は100g178円(時々そうでないのもあるので注意) 惣菜を取る容器は大小さまざま全5種類

私はいつも、四つの区画に分けられた比較的大きな容器(右上の写真の一番左の容器)を使っているのだが、時々別の小さな容器で惣菜を買うと、それほど量を取ったつもりでないのにも関わらず、いつもより割高な金額になっているような気がするのである。

試しに数種類の惣菜を、目分量で同じぐらいの量取って会計してみると……ホラこの通り。


昼ごはんに食べるぐらいの惣菜を買ってみた。327円 同じくらいの量を取ったつもりだったのに、こちらは359円

片方は327円、もう片方は359円と、32円の開きが出た。

そんなバカなと思われるかもしれない。でも、実際右の容器だと高く感じるんだもーん!そんな小学生のいちゃもんみたいな疑問を、今回は解決してみたいと思う。

 

私の仮説

実は私、この容器による値段の違いの原因に心当たりがある。容器代金の値引きシステムが、その原因になっているのではないかと思うのだ。

レジに持っていった惣菜は、そのまま容器ごと電子ばかりにかけられ金額が算出される。そしてその金額から、容器の重さ分の代金が引かれるのだ。ここがミソ。


惣菜は容器ごとはかりにかけられ 容器の重さに応じた金額が値引きされる

問題はこの容器の値引額だ。その額は容器の種類によって異なる設定がなされている。軽い容器は引かれる金額も少なく、重い容器はそれだけ引かれる金額も大きい。

しかし、実はこの値引きされる金額が実際の容器の重さと完璧には対応しておらず、容器によって重さに対する値引率が異なっており、結果、同じ量の惣菜でも値段が違ってきているのではないかと思うのだ。これが、私の立てた仮説である。



早速この仮説を検証していきたいと思うのだが、その前にまずは全5種類の容器を確認しておこう。


No.1:小パック No.2:大パック
No.3:小カップ No.4:大カップ

No.5:四分パック

このように、5種類の容器は多種多様。小パック、大パックは素材がやわらかいのでカラアゲのような固形物には向くが、水分を多く含む惣菜には不適当。逆に、カップ系は素材がしっかりしているので汁気の多い惣菜もしっかりガード。

中でも嬉しいのは、仕切りで四つに分けられている四分パック。数種類の惣菜を取っても他と味が混ざらない、まさに弁当のおかずとして買う際にぴったりの容器なのだ。体感的に、最も安く感じる容器でもある。

さてはて、これらの5つの容器、本当にその種類によって値引率に差異は存在するのだろうか。

 

それぞれの容器で同じ重さの惣菜を買ってみる

それでは、いよいよ検証に入る。

検証の方法は単純だ。5種類全ての容器で同じ重さの惣菜を買えば良い。もし引かれる代金が容器の重さにきちんと比例しているのであれば、容器の種類に関わらず全て同じ金額になるはずである。

もし同じ重さにならないとしたら、容器の値引率が一定ではなく容器によって違うということ。その場合、最も安い金額だった容器で買うのが、一番お得ということになる。


一番軽いと思われる小パックで100gの酢豚を取る それを別の容器、小カップに移す
小パックで再び100g分の惣菜を取り それぞれ別の容器へ移していく

こうして、全種類の容器に100g分の惣菜を取り終えた。レジへ行き、それら全てを別々に会計してもらう。

さぁ、金額やいかに。


それぞれの容器に入った約100g分の惣菜を清算。オープンザプライス!

 

 
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