はみだし電車が生まれる理由
電車よりもホームが短い場合、たいていはホームを延ばす工事をする。その工事ができない場合にはみだし電車が登場するのだ。
今回まわる4ヵ所のうち3ヵ所は踏切が原因である。駅の両脇に踏切があるためにホームを延ばせない。うっかり延ばすと車が通れなくなる。
そのため、電車が駅に止まると踏切のうえに電車がたたずむことになるのだ。そこは電車が止まるところではないだろうというところに止まってる。
駅でもない中途半端なところで止まっている場合はたいてい事故などのトラブルがあったときだ。朝、駅に行ったときに踏切のなかで電車が止まってたら、「うわ、電車止まっている!(また家で寝よう)」と思うだろう。あれである。
そんな非日常の景色を毎日、電車が止まるたびに再現しているのがはみだし電車なのだ!なんて変わった景色だろうか。
わしゃわしゃした黒い部分が見える
なぜ!マークまでつけてはみだし電車の魅力を語っているかというと、自分でもうすうすこの企画が地味だと気付いているからだ。電車の写真しか出てこないし。
しかし続ける(えっへん)。
踏切で待っていると目の前に電車が止まる。電車は駅でもないところで見るとやたらとでかい。見上げないとなかに乗っている人と目が合うこともない。
目の前にあるのは黒くてゴツゴツした機械類だ。電車の上の部分はステンレスで輝いているが、台車部分は黒くて本気の機械である。虫の裏側とか、オバQの白い布が一瞬めくれたときに見える黒い足みたいだ。
はみだし電車に惹かれる理由
はみだし電車に惹かれる理由をまとめると、
・電車というきっちりしたものが「まあいいか」と融通きかせてる適当さ
・あり得ないところで電車が止まっている意外性
・目の前に見える黒くてかっこいい機械
|
|
以上の3点である。うん、これは興味を持たないわけにはいきませんね。
賛同を得られるか不安になったのでネコの写真を入れておきましたのでご覧ください。
かわいー。 |