この風変わりな宿題の意図は?
そもそも、先生はどんな意図でこの不思議な宿題を出したんだろう?そんな疑問に、中谷先生は丁寧に答えてくれた。この授業は「設計演習A」といって、建築学科の一年生にものづくりの周辺を教えるものだという。
「授業では、日常的なものがぜんぜん違うものに見える瞬間を自分で作って驚く、というような作業をしてもらいました」と中谷先生。
「で、今回のテーマは難しくて、だって機械というのは役に立つものです。建築もそう。逆にいえば、役に立たない機械を見つけられれば、役に立つ機械や建築も見出せるだろう、と。」
・・なんだか難しい話になってきました。
「しかもこれは、美の問題でもあります。」
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