真っ赤な苺、ふわふわのクリーム。 ケーキってかわいい。
あのビジュアルは好きなのだが、普段自分からすすんで甘いものを食べないので、どこか遠い存在に感じている。
あのワクワクする造形で、自分好みの味だったら言うことないのに。
ケーキのかわいらしさはそのままに、自分好みのしょっぱいケーキを作ってみた。
(ほそいあや)
珍味集合
材料は以下をチョイス。ケーキを作るのか本当に、と言われてしまいそうなラインナップだが、ケーキっぽく見えれば良いので臆することなく自分の好きな物ばかり買ってきた。
生クリーム役
クリームチーズが好きで、ちぎって醤油と鰹節とネギのみじん切りで手軽なおつまみとしてよく食べている。
今回の試みをするにあたって、この色と質感はケーキに欠かせない生クリームの自然な代役となってくれるので助かる。この世にクリームチーズがあって本当に良かったと思った。 そしてありがたいことに、海の珍味との相性も抜群。ケーキ(っぽいもの)作りに意欲が湧いてきた。
ケーキ作り楽しい
ケーキをろくに買わないくらいなので、きっと作った事もないのだと思う。 当然絞り袋など扱った事がないのだが、これはすごく楽しい。初めはクリームチーズが固くてうまくいかなかったが、絞っているうちに温まり、生クリームくらいの柔らかさになってくれたのでやりやすくなった。いいぞいいぞ。
こういったおつまみケーキというものがもっとメジャーだったなら、来客やパーティーの度に絞りまくっていたと思う。 いや、これからはイベントでこれ作ればいいんだ。ただし美味しければ。
酒のつまみケーキが完成した。 チラリと覗くあんきもの赤みが奥ゆかしい。 リアルな苺には見えないが、このようなものでデコレイトされたケーキもあった気がする。
そして、部屋が生臭い。 今、何も知らない人が入ってきたら、視覚と嗅覚の大幅なズレに混乱すると思う。
おお
これが私の求めていたケーキだ。甘くない。しょっぱい。生臭い。でもケーキ。
楽しくなってきてしまったので、調子に乗ってもっとケーキっぽいものを作りました。