普段べつに意識しないことだが、人は歩くと足跡が付く。犬も歩けば足跡が付く。猫も付く。
じゃあその常識を崩し、人が歩いて猫の足跡が付いたらどうなるか。「あれ?あの人・・・ひょっとして猫?」とそれを見た人は思うかもしれない。
猫人気にあやかるために猫だと思われたいので、猫の足跡が付くようにしてみよう。
(text by 小柳健次郎)
版画の要領で猫の足跡ユニット作り
人間なのに猫の足跡が付く方法は版画でやろうと思う。つまり猫の足跡を彫った板を靴の裏に貼る、という作戦だ。
実際に猫の足跡を見たことないが、たぶん地面との接地面である肉球の形をしてるはず。残念ながら猫は飼ってないので、学研の図鑑に載ってる肉球の絵を参考にして描こうと思う。
それにしても図鑑の猫が怖すぎる。猫のかわいさにあやかろうと思って始めたのに、いまからなろうとしてるのはこれなのか。
これで猫の足跡ユニットは出来たので、つぎはこれを靴に付ける。
しかしこれを付けてもいい靴を持ってなかった。というより持ってる靴にこれを付けたくなかったので、手ごろなスリッパに付けることにした。
板がスリッパからはみ出てたり見た目上いろいろと問題がありそうな感じではあるが、猫の足跡が付く(かもしれない)靴が出来た。
あとここまで駆け足で製作過程を見せてきたのであっさり出来たと思われるそうだけど、慣れない彫刻刀の作業で手が傷だらけです。
家でのテストはわかりにくいながら成功
さっそく外に出て試してみたいところだが、完成したときはすでに夜遅く、試したところで暗くてわかりっこない。
なので今はとりあえず紙と水を使って家でテストしてみることにした。
道路と違って紙の上は白いので見えずらいが、濡れてるところを拡大してみてみると、
完璧に猫の足跡が残った。猫にしては少々大きいのでどちらかというと小熊っぽいが、それもかわいいからいいと思う。
次は外でやります。