ミラクルがおこる
ふつうを堪能しつつ歩いているとふつうのショッピングセンターがあらわれた。またここもふつうである。
ふつうのショッピングセンター
しかし到着からここまで疑念を抱いていたのも事実である。ふつうであることはふつうなので珍しくないのではないか。だってふつうなんだから…。
そんなこの企画の根幹を揺るがす思いはこの看板で消え去った。
ショッピングセンターの看板をよく見ると
とびっきり ふつう
自ら「ふつう」と名乗っている。やっぱりここはふつうだ。アメリカを超えて太平洋に出たマゼランの気持ちがよく分かる。間違っていなかった。
人口密度でこの町がふつうであることはあまり気づかれていない。なのに自ら「ふつう」と名乗っている。何かしら感じるものがあったに違いない(たぶん)。
ふつう記念と戸惑い
ふつう記念に写真を撮ることにした。
ふつうの地、到達記念。住さんだけちょっと離れている。
気になるのは住さんの距離である。実は住さんにはなぜふつうかという根拠をきちんと説明してなかったということもあり、こういう写真になった。
住さんにしてみれば「唐突に島根に連れてこられて闇雲に『ここがふつうだから』と言われている」という不思議な状況である。
しかし前出のマゼランの艦隊の乗組員もまったく一致団結していなかったというので、探検はそういうものであるということで先に進みたい。
ふつうのおじいさん
ふつうの中学生