■意外と苦戦した海水汲み
再度、伯方ビーチに戻る。
ああ、瀬戸内海特有の、緑のような青のような海の色がきれいだなぁ…。
しかしこの日にかぎっては、寒風が吹きすさぶので、ゆっくり海を眺めているのもツライ。
早速ペットボトルを手に波打ち際に駆け寄るが、寄せては引く波に翻弄されるだけで、海水は汲めない。
この気候で、裸足になって海に漬かるのは厳しすぎる…。
しかたなく、ビーチの端っこの、岩が積んである場所をよじ登る。
私のヨタヨタっぷりに、周りの人もハラハラだ。
というか、「あの人何してるの?」と注目されてしまった。
空のペットボトルを海につっこみ、なんとか1.5リットルのペットボトルにいっぱい、水を汲む。
あああ寒かった。
札幌取材じゃないから、寒い目には合わないかと思ったのに。
さすが伯方、甘くはない。
ペットボトルに入った海水は、透明でかなりきれいだった。
これならきっと、「いいアレ」が作れるだろう…。 |