雨を呼ぶ小笠原太鼓
海開き大会は、八星流太鼓というなんとも凄そうな名前の太鼓の演奏から始まった。
ドンドンドンと打ち付けられる太鼓の音は、 正月らしくとても粋ではあるのだが、太鼓が鳴るたびに何だか空に雲が増えてくる気がする。
……いや、気がするだけじゃぁない。 実際、先ほどまで青空だったのに、いつの間にか空は雲で覆われていた。 そしてついに、雨粒がポツリポツリと落ちてきた。
太鼓の音は空気を振動させ、その振動が雲を作って雨を降らせるというが、 まさにそれを体感してしまった今年の元旦。凄い威力だ、八星流。
ちなみに、太鼓が終わり村長の挨拶に移ると雨は止み、再び青空が戻ってきた。
ふと前を見ると、いつの間にかでかいカメラでステージ上の村長を撮影する一行が。 その人たちの機材を見ると、「TBS報道」というマーク。 テレビのニュースにもなるのか、この海開き。 |