31アイスクリームとかのアイス屋で、アイスをすくうのに 使う器具(アイスクリームディッシャー)は風杯型風速計に似てる。
風杯型風速計というのは丸いスプーンみたいなのが3つ付いてる風速計で、 右の写真のようなものだ。今回のために写真を撮ろうと思って探したら意外と見つからず、 仕方ないから3Dで作った。(Wikipediaの画像)
これを見てもらえれば似てることは一目瞭然なので、 アイスをすくう器具は風速計になると思う。だから作ろう。
(text by 小柳健次郎)
アイスをすくう器具を3つ買った。
風杯型風速計をよく見ると、風を受ける丸いのが付いてて、 それがクルクル回るような軸がある(別によく見なくても分かることだけど)。
そしてたいていの風杯型風速計は丸いのが3つ付いてるので、 アイスクリームディッシャーを3つ買ってきた。 そんなに珍しい買い物とは思わなかったが、 店員に変な顔をされた。
とりあえずこのアイスクリームディッシャーは置いといて、 軸の部分を作ろう。
磁石で浮かし、回転しやすいようにする。
軸を作ってもこのままでは回らないので、 軸の部分は工夫する必要がある。こういうときは磁石の出番。
左の○と□だけで描いた設計図を見てください。 まず土台の細いパイプの周りに磁石を配置し、 そしてその上から磁石を付けた太いパイプを被せる。 磁石同士は反発する向きにする。この反発する力で太いパイプを浮かせて、 回るようにする。
つまりリニアモーターカーとほぼ同じ原理だ。超ハイテク。
これで軸の部分は完成した。次はアイスクリームディッシャーを軸にくっつけよう。