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ちしきの金曜日
 
おしぼりアート講座体験レポート
あのうさぎも。


おしぼりアートをご存知だろうか。飲食店の布おしぼりを折ったり巻いたりして動物などを作るアートである。

先日、おしぼりアート講座というイベントに行ってきた。これが予想以上に面白かった。

(text by ほそいあや



笹川勇先生について

私は千葉県在住なのだが、千葉には「まいぷれ」というフリーの地域情報誌がある。地域の面白い所や、町歩きガイドなどが載っており、どことなく当サイトとも近い雰囲気も感じられる。当サイトにたずさわる前から愛読してきたが、今では資料としても参考にさせていただいている。

笹川勇先生は、テレビや雑誌等でも露出が多いが、まいぷれでもおしぼりアートの連載をしている。毎月ひとつのおしぼりアートと、それに添えられた自作の4コマ漫画がすごく面白く、私はこのコーナーのファンだった。

そんな笹川先生がおしぼり講座を開催するということで、またとないチャンスと思い申し込んだ。


フリーペーパーではずせないのは「まいぷれ」と「パルコのGOMES」(もうないが)。
おしぼり講座キター。

 

ずらりと並ぶおしぼり

当日会場のショッピングセンターに着くと、すでに机に受講者分のおしぼりとお土産が並んでいた。

トートバッグの中が気になる。
わーいお菓子(本気で嬉しかった)。

無料のイベントなのにお菓子&まいぷれトートがもらえた嬉しさで、一瞬おしぼりアートを作りに来たことを忘れそうになる。

そこへ講師の笹川先生が登場。

 

「街で見かけたらおしぼり王子、もしくは王子と呼んで下さい。」と先生。

おしぼりの開け方がかっこいい

まずは下の動画を見ていただきたい。おしぼりの一番クールな開け方だそうだ。名付けて「かまいたち」。
指で軽くはじくとスパっと切れる。今までぎゅーっと引っ張って開けていた自分としては目から鱗だ。

おしぼりアートに興味がないひとも、これだけでも実践する価値はあると思う。


まさにかまいたち。破るより美しいよ。

 

ペンギンを作ってみよう

まずは簡単な作品から。先生が丁寧に説明をしてくださった。
手元におしぼりのあるかたは実際に作ってみて下さい。

このように置き、
三角に折り、
両角を中央にあわせてこのような形に。
手前からくるくる巻き、

二つに折るとペンギン!

驚くほど簡単にできるのがおしぼりアートのよいところだ。受講者には親子連れもいて、とても楽しそうだった。そして作り方も覚えやすく、一回作れば暗記できてしまう作品も多い。

このような感じで、いくつかのアートのレクチャーを受けた。


下半分をくるくる巻く。
上半分も巻く。
外側のチューブをちょっとほどきながら、このように折る。
4本のチューブを揃えながら上をさらにほどき、ぐいっとかぶせる。
形を整えると、クラゲのできあがり。
「クラゲが立った!」

先ほどのペンギンもそうだが、おしぼりは水分を含んでいて腰のある素材なので、ぐいっと押さえれば立つ。この特徴もとても楽しい。うまく立たないと悔しくて最初からやりなおしたりする。

 

席を回って指導するおしぼり王子。

ワンポイントアドバイス

何かを作ったら、作ったものの名前を声に出して言い切ることが大切だそうだ。「何に見える?」などと言ってしまうと「…なんだろう?」と言われてしまうおそれがある。

途中、過程について行けなくなった子供の「ちょっと待って!」という声が響いた。
「そういう時は『しぼらくお待ちください』と言うといいですよ」と先生。

だじゃれでも子供達の心をつかむおしぼり王子、ただ者ではない。


 

 
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