しかも食べ方がとてもきれいなのだ。実の部分を完全に食べつくして固い種の部分だけを残している。そもそもこの実がそんなにうまいものなのだろうか。試しに匂いをかいでみたのだが予想通りというか果物的な甘い匂いではなく、青臭い植物の匂いだった。どうせならもう少し熟してから食べたらいいのにと思う。
それにしても木の実が勝手にこんな剥け方するわけないので、たぶん誰かが夜な夜な食べているのだろう。誰だ。できればその現場を押さえたいところだが、このモモタマナの木というのは本当に県内のいたるところにある。範囲が広すぎてとてもじゃないけど一晩中見張りきれないのだ。
ということでモモタマナよりもうまそうなものを近くに吊るして「食べてるやつ」をおびき寄せることにした。 |