 |
寝てないそうだ。 |
ある日、うちのお店で頭を抱えている男性がいた。写真家の中川さんだ。普段ならばこの人、おやじトーク爆発で同席した女性を黙らせている時間帯なのだが、いったいどうしたというのだろう。聞くと次の日、とある高校の写真部で高校生に写真を教えることになっているのだとか。それは悩む。
今回は中年初期を迎えた男性が、自分の意思とは関係なく(実は僕が紹介した)血気盛んな若者と対峙することになった際に抱える苦悩と、それを乗り越えることで芽生えた若者との心の交流の次第を追った。
要するに面白そうだったので高校までついていってみただけだ。
(安藤 昌教)
|