もの凄く美味しくて、それでいてとても簡単なカレーの作り方を発見した。それは和風のシーフードカレーで、なんと火を一切使わないでつくることができる。
用意する食材は、アサリに生姜、醤油と酒といたってシンプル。これだけの材料でも、工夫次第でどこのカレー屋のメニューにも載っていないニュータイプの絶品カレーができるのだ。
それでは、海のような広い気持ちで、最後まで読んでいただければ幸いです。
(text by 玉置 豊)
STEP.1 アサリを剥く
まずこのカレー作りの下ごしらえとして、生きたアサリを買ってきて剥き身にします。冷凍の剥きアサリなども出回っているが、やはりここは生アサリにこだわって欲しいところです。
アサリを剥くのに、私は貝剥き用の専用ナイフを使いましたが、バターナイフなどでも大丈夫です。ちなみに今回の料理では、アサリの砂出しをする必要はまったくありません。
剥いたアサリは、軽く塩を振って水気を出しておきます。
STEP.2 海へ行く
今回作るのはシーフードカレーなので、剥き身にしたアサリを持って海へと向かいましょう。今回は千葉の館山湾をセレクトしてみました。
STEP.3 船で海に出る
シーフードカレーを作るには、やはり海へ出ないといけません。ボートで大海原へと漕ぎ進みます。この手間を惜しんでは、美味しいカレーは作れないのです。
今回は船舶免許不要の2馬力エンジン船を借りてみました。免許はあるのですが。
STEP.4 ここでアサリを使います
海底が岩礁となっているポイントまでボートを進めたら、下準備してきたアサリの剥き身を取り出して、釣り針に付けて海底へと落とします。
STEP.5 カレーのルーを釣り上げる
その日の天候や潮の流れなどで難易度は様々ですが、頑張ってカレーのルーを釣りあげましょう。このアサリをカレールーに変える工程がなかなか難しいののですが、この料理で一番楽しいところでもあります。
ええと、誰がなんといおうと、これはシーフードカレー作りの話ですよ。
さあ、カレーのルーを持って台所に戻りましょう。