自分のおきあがりこぼしが出来た。小さくて薄っぺらくて玉がくっついた自分がそこにいる。

ちなみに僕の写真がやけに暗い雰囲気なのは、起き上がることとのギャップを計算してのことなので、いつもこんな感じというわけでもないことはないです。

果たしておきあがりこぼるのかどうか。

ちゃんと起き上がった。倒れたら起き上がらないことで有名な自分が、自身の何倍もある高さから落ちたのに起き上がった。

しかも起き上がった後に激しく揺れてとてもエネルギッシュだ。

こぼザイル結成

そんな自分のおきあがりこぼしを４体つくっていっぺんに起き上がらせてみたら、なんかEXILEみたいだった。

すみません。そもそもEXILEのことよく知らないくせに言ってやがります。もしファンの方がいましたら、下げた頭がマントルに届くまで謝ります。

起き上がりパワーを注入せよ

ところでなぜおきあがりこぼしを作ったかというと、起き上がりパワーの足りない小柳健次郎にその力を注入するためだ。

この男は人生につまずいたら最後、また立ち上がったり這い上がる努力をちっともしない。先日もつまずいて、この場所にずっと倒れたままでいる。おそらく来年の春までこうだろう。

そんなダメ人間に己のおきあがりこぼしが起き上がる様を見せて、起き上がる力を与えてやろうというのが狙いだ。

どうだ。お前のおきあがりこぼしは自身の大きさの３倍近いところから落とされたって、必ず起き上がる。倒れたままのやつなんて一人もいないじゃないか。

それなのにまだ起き上がらないというのか。

ダメだった。しかしこれならどうだ。

ここまで見せれば起き上がるはず。

もう一息のようだ。それでは最後におきあがりこぼし達のもっとも強き姿を見せてやろう。

早すぎて何が飛んできたのかわかりにくいが、栗を投げつけられてる。しかしこのおきあがりこぼし達はまるで苦にせず、やはり起き上がってくる。

ここまで自分のおきあがりこぼし達の勇姿を見せられて起き上がらない人がいたら人間じゃない。

今度こそ絶対に起き上がるだろう。起き上がるはずだ。それはもう、おきあがりこぼしのように。