皆さんは、銭湯が好きでしょうか。私は大好きです。
最近は、スーパー銭湯や日帰り温泉施設の波を受け、いわゆる公衆浴場の「銭湯」が次々と廃業に追い込まれているようです。
何でも揃っている大きな入浴施設もよいですが、銭湯ならではのこぢんまりとした雰囲気ってなごみますよね。
そんなのんきな気持ちで銭湯巡りをしていた先日、大変独特な趣向の銭湯に出逢ってしまいました。
(text by ほそいあや)
あれはなに?
大通りからちょっと入った閑静な住宅街に、ひときわ異色な建物を発見。
あれ、煙突だ!ここ・・・銭湯?
駐車場はほぼ満車で、自転車もたくさん。
入り口の料金表をみると、千葉県の公衆浴場の入浴料金である420円。
どうやら純粋な銭湯のようです。
夢のお城へようこそ
入り口から、お年寄りが出てくる。若者も出てくる。ちょっとコワモテの男性も一人で入ってゆく・・・。 駐車場では、出る車を待っている車もいる。
・・大人気じゃないですか。
銭湯フリークの友人に写メールを送ってみると、
「本当に銭湯?ベルサイユ宮殿の間違いじゃないの?」
という返信がきて、ちょっと自信がなくなってきました。
ゴージャスな調度品の洪水
エントランスには立派なシャンデリア。 その下にはいたるところに額入りの絵画が飾られ、華々しいインテリアが置かれています。 天井はビーナスフォートのようです。
日常あまり目にかかれない空間に迷い込み興味津々な反面、やはりここはベルサイユ宮殿なのではないかという疑問も浮かんでは消えます。
そういえば昔の漫画に出てくるお金持ちのキャラクターの家ってこんなかんじだったかも。
さて、お風呂へ
ロビーだけでもこんなに豪華。お風呂はどんな風だろう?と思うとワクワクします。
きっと湯船に浸かっていると、向こうから貝殻に乗ったビーナスが浮かんで来るにちがいないです。