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フェティッシュの火曜日
 
1日でネパールとブラジルへ


9月8日〜9日、都内でふたつの国のイベントが別々に開催された。

日比谷公園がネパール、代々木公園がブラジルだ。

どちらも行くには大変そうなふたつの国を1日でまわれるチャンス。しかも日比谷公園と代々木公園は地下鉄で12分だ。

林 雄司



のんびりしてていい雰囲気
衝撃のエメラルド300円
あ、おれの絵
カレーがものすごくおいしい。手で食べました。

ネパール・デー・フェスティバル エメラルド 300円

日比谷公園の噴水のまわりにテントが並び、ネパール料理やネパールの特産品が売られていた。

ざーっと見ていたが、やたらと安い。

アクセサリー販売のテントではエメラルドが300円で売られていた。水晶は100円。

……えーと、ここから歩いて5分で銀座なので、もうちょっと高くしてもいいんじゃないか。エメラルド300円って。

食べ物のテントではスーパードライを2缶500円で売っていた。カレーも安い(しかもウマイ)。お祭りなんだしもうちょっと上乗せしても……とかさっきからそんなことばっかり考えている自分がくやしい。

まつりは商売じゃなくてもてなしなのだ。ネパールのひとはいい人だ。

 

見覚えのあるイラスト発見

別のテントで売っていた手鏡のイラストが、僕が描くイラストに似ていた。

参考)僕がよく描く鳥

線の太さとか、色とか。ネパールにオリジナルがあったとは意外である。そして嬉しい。

調べてみるとこのタッチはミティラー画と呼ばれる絵画だそうだ。ミティラーは古代インドにあったという王国。出身のおもな有名人はブッタ(Wikipediaによる)。有名すぎだ。

Zくんのイラストがとんでもないところにつながっている気がしてたいへん誇らしい。

 

では日比谷線で代々木公園に移動します。ネパールからブラジルに本気で移動しようとしたらたぶん大西洋を越えると思うが今回は日比谷線で1本です。

強いリズムで演奏するブラジル音楽。たのしい。
でかい肉

ブラジル・フェスティバルは肉だらけ

会場は肉を焼く煙でかすんでいた。

売店はほとんどが肉だ。いや、肉以外の売店もあるのだけど、肉のインパクトに目を奪われた。

肉のインパクトはまずその大きさ。串に刺すには大きすぎる大きさだ。子どものころの我が家ならあれを4等分して夕食のおかずにすると思う。それほどの大きさである。

食べてみると、これぞ肉!という歯ごたえ。ギャートルズでマンモスの肉を食べるときに「にーっ」って食いちぎるけどまさにあんな感じだ。楽しい。

そしてそんなでかい肉を肌を露出した女性が売っているのだ。子どものころの我が家ならば気まずくなるぐらいの薄着である。全体に楽しくて強い。この国がサッカー強いのがわかる気がした。

肉といっしょにパインが焼かれていた。食べたらパインを焼いた味がした。「焼くと違う味がするんですね!」なんてことはなく、熱いパインだったのが面白かった。

この淡々としたおかしさは旅に出たみたいでちょっと得した気分だ。

ウインナーみっちり!
肉!
でも僕は小さい肉。うえにかかっているのはイモの粉。
パイン(肉といっしょに焼いて売っていた。100円)

みんな親切でした

海外旅行に行くのは休みをとったり、休む前に仕事を終わらせたり、結局終わらなくて旅先で仕事をしたりしてたいへんだが、国フェスは先方から来てくれるのでありがたい。ご足労おかけしてすいません。

秋の国フェスは、ラオス(9/23〜24・代々木公園)、メキシコ(9/23〜24・お台場)、インド(9/29〜30・代々木公園)と続きますよ。

男性です


 
 
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