動画をみると分かるのだが、
- あのガムテの作者は、駅で警備員をしている佐藤修悦さんという男性
- 人の流れを誘導する際、工事中の新宿駅は迷路状態で、いくら声を出しても人の波の収拾がつかなかったので、案内のガムテープを、自主的に、とくに許可をとらずに貼った
- それを見た駅の人から『これはいい、好きにやってください!』とOKが出て、そこからオフィシャルになった
- 高校時代のデザインの授業でゴシック体を学ぶ機会があり、その時からずっとゴシック体が好きで、ゴシック体にこだわっていた。でもガムテープ文字を作るのは、この「駅案内」がはじめて
「いやはや、こんなことがネットで分かるなんて、すごいなあ!」と感心しつつ、感心しっぱなしだったのだが……。
先週土曜日深夜、友人と高円寺阿波踊りを見て、お酒を飲んで、帰る途中、深夜2時くらい。
通りかかった道で、「あのフォント」を見かけたのだ。
「え……ええー!!」
それは佐藤さんの展示会の準備中の会場だった。酔っぱらった勢いもあって、スタッフのかたに、声をかけてしまった。
「あ、あのー、これ、駅の……文字の…。あの、動画作ったかたがたですか?」
いきなり、全く知らない通りすがりの酔っぱらい女に声をかけられ、キョトンとする皆さん。
「そうですよー」
「わたし、その、あの動画で、最初のほうで、<インターネット上、いくつかのサイトでも、若干名が真相を知りたがっていた…>の若干名のうちの、ブログやってるひとりでして、その…」
皆さんは「?」という顔をしながら、「明日実演やるんで、来てくださいね」とチラシをくださった。
え、実演? 実演!?
酔っぱらった頭で、帰って即、検索をした。
そしたら、いま佐藤さんは、新聞やテレビで紹介されていて、あの文字には「修悦体」という名前まで付いて、大騒ぎになっているという……ことを知った。ナニー!! |