今週(8/27〜9/1)は1日でできる自由研究をお届けしています。
最近、どうも鮫の皮を剥ぐ機会が多い。
この剥いだ鮫の皮、硬くてとても食べられないので捨てるしかないのだが、この鮫皮でつくったおろし板は高級品だという話を聞いたことがある。
なんでも鮫の皮はとても硬く、わさびをきめ細かくおろすのに最適なのだそうだ。確かに鮫の皮は硬く、鮫を捌いていると、包丁の刃が削れてしまい、すぐに切れなくなっていく。
せっかくの鮫皮、捨ててしまうのも忍びないので、この夏の自由研究として鮫皮おろし板を作ってみました。
(text by 玉置 豊)
鮫を入手しよう
鮫皮おろし板を作るには、なにはなくとも新鮮な鮫が必要なので、海に行って自分で釣るか、知り合いの漁師さんに分けてもらいましょう。
今回は、この前いってきた深海鮫漁でいただいたヨロイザメを使用します。 ※一般に鮫皮おろし板に使われる鮫は、違う種類の鮫です。
鮫の皮を剥ごう
どうにかして鮫が手に入ったら、タワシで全体をこすってヌメリを落とします。
流水で綺麗に洗い流したら、丁寧に鮫の皮を剥いで、皮に付いている余計な身を擦りとります。
綺麗に下処理をした状態が以下になります。