まあまあ、お静かに!ただの見物人なのでご安心ください、と鶏らをなだめる。
「え、誰?」「何?」などとザワザワ不穏な動きをしていた鶏たちだが、特に私たちが何もしないことがわかると、「なんだ」「じゃまたあとで」と、元の持ち場に帰っていくのであった。すいません、お騒がせします。
うまい鶏のできるわけ
ハウスは4つあり、ハウスひとつあたり1000羽の比内地鶏が飼われている。狭いケージはなく、鶏は敷地内で放し飼いにされ自由に動ける。
訪ねたこの日はとても暑い日で、鶏たちは日差しを避けて全員家の中にいた。鶏は暑さに弱く、日に当たるのが嫌いだそうで、ハウスを覆うテントは100%遮光のもの。飼育する上で苦労するのがこの温度管理と、そして健康管理だという。 |