夏の風物詩、ひまわり。その姿はまさに夏といった感じで、今の時期ひまわり畑の写真をデスクトップの壁紙にしてる方もいるでしょう。
しかし元気に咲き誇ったものがいればそうでないものもいる、何だかよく分からないけどひまわりの中にはその姿がダメすぎて妙な哀愁を漂わせているものがいるのだ。それがダメなひまわり。
僕もダメ人間だからダメなものにはシンパシーを感じるので、今回はそういうダメなひまわりを紹介したいと思います。
(text by 小柳健次郎)
ダメなひまわり略してダメわり
ひまわりはその図体が影響してか、枯れ始めたりちょっと元気がなくなると頭が垂れてその風貌に悲しみが帯びてくる。
それだけなら単に枯れたひまわりだが、枯れてるのがこれ一つだけだと周りのまだ咲いてるひまわりから枯れたことについて罵詈雑言を浴びせられてるようで、ダメなひまわりになってしまうのだ。
このように周りと比べて非常に寂しいような悲しいようなひまわり。それがダメなひまわり。略してダメわりである。
枯れてなくてもダメわり
ダメわりは基本的に枯れ始めてグッタリしたものが多いが、別に枯れなくても咲いてる場所によってダメわりになっちゃてるものもいる。
咲けてないし雑草にとり囲まれてるしで、かなりダメわり。僕も気づいたらこのダメわりみたいになってることがよくあります。
変に咲いてダメわり
枯れてなくても雑草に囲まれなくても「なんかダメ」なダメわりはやっぱりいる。
多分こんなこと言われてると思う。
タワシみたいに見えるけど同じ種類だよ。頑張れタワシ。
謝るひまわり、あやまり
ひまわりは枯れ始めると頭が下がる。それが一つだけだとダメわりになるわけですが、枯れてなくても頭が下がってるものもいる。
そういうのは謝ってるように見えるから、ダメわりの中でも「謝るひまわり=あやまり」と呼んでいる。
頭を土にこすりつけてひまわり式どけ座。ひまわり社会にも色々あるんでしょう。
「倒れてるだけじゃん」なんて言うのは謝ってるひまわりに対してあまりにも失礼です。
これは歩道の花壇のところで見つけた。見つけた瞬間、反射的に「いえいえこちらこそ」って心の中で言ってしまった。
とにかくなんかダメなひまわり
他にもダメわりとは言わないまでも「ダメだなー」と思ってしまうひまわりは他にもたくさんいます。
ダメなひまわりをダメな人間が撮っている。それもまたダメな感じです。
ダメわりのNANAみたいな写真
最後に、せっかく夏にひまわりの記事をやってるのだから、夏らしいさわやかな、良いひまわりとダメわりのコラボ写真を載せたいと思います。
ダメな花も見よう
ひまわりに限らず、花は綺麗に咲いてるものしか観賞されることはない。昆虫も咲いた花にしか寄ってこない。
でも咲けなかった花やどうかと思うダメな花には、綺麗な花にはない、変な哀愁を感じることが出来ておもしろい。
いつかもっと多くの人がそのことに気づいて、ダメな花、ダメわり、おまけで僕みたいなダメ人間にも光が当たればいいなと思う。ほんとお願いします。