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ひらめきの月曜日
 
浴衣の草木染め体験会
浴衣を染めてきました。


結城紬(ゆうきつむぎ)という着物を扱っている会社に勤めている知人から、その会社が主催する「浴衣の草木染め体験会」というイベントに誘われた。

着物とか浴衣に関して全然明るくないので、その内容について詳細がまったくわからなかったのだが、今年は浴衣を一着買おうかなと思っていたので、ちょうどいいやと参加してみた。

三十路を越えての浴衣デビュー。染めるところから。

(text by 玉置 豊


「つむぎの館」というところに集合

浴衣の草木染め体験会の会場は、茨城県結城市にある「つむぎの館」という結城紬の販売や展示をおこなっているところ。

体験会はいろいろとやることが多く、まるまる一日かかるので、朝9時までに現地集合。


つむぎの館。どーんと立派な門。 中には落ち着きのある庭と日本家屋。

受付をすませて、会場となる畳敷きの広い日本家屋で今日の先生である稲葉さん、そして一緒に受講する人達とご挨拶。


染織家の稲葉さん。

 

浴衣を染めるのではなくて、布を染めるらしい

染めた浴衣を着て、明日の土面フェスティバルにいこうと思っていたのだが、稲葉さんの話によると、今日はまっさらの布を染めるまでで、それをプロの手によって浴衣に仕立ててもらって、後日送ってもらうという段取りだそうだ。


完成見本。 帯も一本ついてくるよ。

ずいぶん早いシーズンに浴衣を作るなあと思ったら、そういうことか。

 

結城紬の浴衣じゃなかった

もう一つ勘違いしていたのが、結城紬を扱う会社だから結城紬で浴衣をつくるのかと思っていたら、そうではなくて綿麻混合の真っ白い布を染めて浴衣をつくるらしい。

結城紬の値段をまったく知らなかったのだが、会場に展示してあった値段を見て驚いた。これは参加費二万円の体験イベントなんかで扱えるような代物ではないな。


なにげなく飾られている結城紬。 ヤナセみたいな値段設定。

 

色と模様を選ぶ

ウン百万の結城紬に囲まれながら、浴衣の色と柄の位置を決める。

今回やる草木染めは、模様をつける所を糸で縛ってそのまま染め上げる絞り染めというやつで、糸を巻いた場所だけが白く残る。

色は4種類から好きな色を選ぶ。

柄は好き勝手な場所に入れると浴衣になったときに格好が悪くなるので、3種類のパターンから、好みと作業難易度(模様を入れる数が違う)にあわせて選択。


色に迷う。いっそ桃色にしようかしらん。 絞りを入れるパターンが3種類ある。

普段はあまり洋服を悩んで買わないので、こういう着る物を選ぶのに迷うという行為自体が新鮮でおもしろい。

色は模様の準備を終えて染めるときまでに決めればいいということで、明るい茶か渋いグレーにするか迷って、とりあえず保留。

柄は不器用な人が難しいのを選ぶと今日一日で終わらない場合があるということで、躊躇無く簡単なヤツをセレクトした。不器用ですから。



 

 
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