変な自転車を300種くらい作ったらしい
出てきたのは阪上さんという社長さんで、ソシード技研は阪上さんがひとりでやってるらしい。今までに作った創作自転車は300種以上。最近ではサイクルフォークリフトを作って取材も色々受けてるらしい。
ちょうどこの記事の掲載日に放送される、関西地方の『ナンボDEなんぼ』という番組にも出るそうだ。すでにテレビでやってるのかー、と、こちらがなえていると、タレントのいとうまいこさんに会ってきたよとなぐさめてくれた。
鉄砲との意外な共通点
さて、この変り種自転車工場は熊取にあり、自転車テーマパークの関西サイクルスポーツセンターは河内長野にある。取材当日の朝にはテレビで堺市の自転車博物館のレポートが放送されていて、どうやら大阪の南の方は自転車と縁深い。
この件について阪上さんになんでですか?と聞いてみたら「あ、それは堺の鉄砲筒ですわー。」とうれしい答えが。
戦国時代に鉄砲鍛冶を行っていた堺では現在自転車製造が地場産業となってるらしい。どちらも共通するのは筒。鉄砲は当然筒だし、自転車のフレームもパイプなのだ。
工場は初めてですんまへん
変り種自転車を作るここにも当然パイプ加工の機械がたくさんある。溶接用、旋盤、ドリルやらスライサーやら多々あって、これは?じゃあこれは?と聞いていたら、「工場は初めて?」と全部細かに説明してくれた。最終的にはクーラーについてもこれは何ですか?と聞いていたのでうんざりしてたかもしれない。
機械を紹介してくれる阪上さんのキメ台詞は「これを手でやるとなると1時間。」聞いてるこちらが「それが機械でなんと…!?」とあおると「まあ2分くらいですか。」とうれしい時間短縮が聞けるので「58分儲かりましたねー!」と、阪上さんを儲けさせてみる。場がどんどんホクホクしてきた。
旋盤の切れ子と呼ばれる鉄のゴミがばねのような形をしていて面白かったので、お土産にくれー、とねだると「ちょっとええのん選びますわ。」と良いゴミを選んでくれる阪上さん。ええ人です。
ちなみに入り口の玉葱は奥さんのご実家からだそう。 |