遠足のとき、ビニール袋にどっさり、茹でた卵を大量に持たされて、クラスメートに笑われたことがある。
当時は「卵で笑われたこと」が屈辱だったが、大人になると「卵でウケるっていいな」と思うようになり、気が向いたら屋外イベントごとに、ゆで卵を持って行くようになった。
花見の時は、評判が良かった。確実にはける。みんな、なにげなく食う。卵が嫌いな人というのは、あんまりいない。
とある地ビール飲み放題イベント(食べ物持ち込みNG)に、こっそり卵を持ち込んだこともあった。ツマミに最適なのだ。
もしゃもしゃ、グビグビやっていたら、見知らぬ酔っぱらいに指をさされて、
「なんで卵!? 売ってないじゃん! なーんで卵!? 美味しそうじゃん! なんで、なんでなんで卵なの!? 来年、俺も持ち込んじゃおうかなー、アハハハハハハ」
と大笑いされたこともあった。
なぜにそんなにウケたのか。卵の形のポップさからだろうか。「卵食ってる状態」が、ちょっと油断してる感じがして、面白いのか。
どんな美男美女が食べても、間が抜ける食べ物ではある。
そんな愛されているタマゴなので、当サイトでも、卵関連の研究記事は多いのだが…。
この間、「コンビニで売っている、味付きタマゴって、家庭でも作れるらしい」という情報をゲットしたので、今回は「塩味付きタマゴ」チャレンジしたいと思う。
世の中には、意外と「料理スキル、ほとんどナシ」「でも本当は、やってみたい気持ちもあるの」という方が多いと思うので、まず、ゆで卵の作り方から説明しておきたい。
いたって簡単だ。
- 鍋の中に水を入れ、生卵も入れる
- そのまま加熱、沸騰させてから火を小さくして、15分くらいほっておく
- ゆだった卵は冷たい水道水にさらす(カラがむきやすくなるので)。
- 完成。
さ、普通のゆで卵の作り方はこれでマスター。
塩たまごを作ろう。 |