■本当に開くボタンはみんな左側だった
乗るエレベーター乗るエレベーター、見事にみんな左側が「開く」になっていた。撮影を続けるうちに、迷うことなく開くボタンを押している自分に気付いた。迷わず左を押してもちゃんと開くボタンが僕の指を待っていてくれるのだ。なんだろう、この安心感。
しかし闇雲に安心だけしていてはいけない。本当に開くボタンが左なのか、メーカーに聞いてみよう。たまたま左なのか、それとも規格で決まっているのか?
■というわけで、三菱電機に電話してみた
写真を撮っていて気付いたのだが、ほとんどのエレベーターが三菱電機製だった。流石シェアナンバーワン。撮った写真で調べたら50%が三菱電機製だ。だから三菱電機に電話をして聞いた。
「エレベーターの開閉ボタンですが、左右の並びは決まってますか?」
「いえ、特に決まっておりません。規格もございません。社団法
日本エレベータ協会の標準という物がありまして、階数を指定するボタンの下に開閉ボタンを付けるというものはありますが、開閉ボタンの左右は決まっていません。」
「ではメーカー各社が独自で決めている?」
「そういう事になります。各社使いやすい形を考えた結果、同じような並びになったのかも知れません。」
「なるほど。たまたまみんな使いやすい方向で考えたら同じになったと。では、ボタンの文字や記号、色にも規定はないわけですね?最近緑色の開くボタンをよく見ますが。」
「はい。色も形もデザインも、特に規定はございません。見やすさと使いやすさを考えて作っています。開くボタンが緑色になっているのも見やすさを考えた結果です。」
お忙しいところこんなくだらないことを聞いて申し訳ありませんでした。そして、ありがとうございました。
謎はすべて解けた。インターネットで調べてもよく判らなかったが、直接聞いてみたらよく判った。電話って凄い。特に決められている訳じゃないけど使いやすさを求めたら同じようになったというのは面白い。動物の進化みたいだ。 |