――む…これは…ひなだんじゃない!?
メカ:「箱でーす。」
――なるほど!ひな壇と思っておたのは実はただの箱!いやー、やられました。すばらしい工夫です。これを思いついたのは?
メカ:「飾るときに、いざ置いてみたらちょっと高さが欲しいなーと思って。ほら、これがなかったらちょっと目線が低くなっちゃうし、周りもごちゃごちゃしてて埋もれちゃうから。」
――この箱というのは…これはティッシュの箱くらいの大きさですけど?
メカ:「あ、ひな人形が入ってた箱でーす。」
――箱にもいろいろありますけど、なんでまたこの箱を?
メカ:「ちょうどよいから。」
――この工夫、思いついたときの感触はいかがでしたか?
メカ:「よくわかんないけど、やったな、っていう感触は多分あったと思う。よい工夫ができた、って感じかなあ。」
――なるほどなるほど、それを島根弁で言うと…?
メカ:「えー工夫ができたねー、かなあ。」
――お!思わず島根弁が出ましたね。そういう風に田舎のお母さんとお祖母さんにこの工夫は伝えましたか?
メカ:「人形が届いたこととそのお礼の電話はしました。」
――工夫については?
メカ:「工夫の話は伝えてないです。写メールを撮って送ったのですがそれは特に反応がなかったですね。」
――残念では?
メカ:「いや、じゃあそのうちまた聞いてきます。」
――家の中の工夫は他にありますか?
メカ:「段ボールが便利でよく使っています。収納にも机にも。」 |