なにげなくデスソース
そのお店は大田区南蒲田にある「二葉」。京急蒲田駅から歩いて10分ほどの住宅街にある。
店構えは普通の和食屋さんだが、のれんの最後に「コスタリカ料理」とある。表に出てる黒板も左右できっぱりと違う。左の平目や酢の物に対して右にはケサディージャやガジョピントだ。このあっさりした点線が太平洋である。
店内も変わったところはない。きれいなカウンターとお座敷。ただ、カウンターに座ってふと見ると薬味のトレイにしょうゆ、七味とならんでデスソースがあった(デスソースはコスタリカの激辛ソース。タバスコの約20倍の辛さ)。
ネットで見たことはあったけど実物を見たのははじめてだ。しかもデスソースシリーズでいちばん辛いサドンデスソース。しょうゆ、七味、突然死。
ソースに興奮している場合ではなかった。お話を伺います。
100%コスタリカと同じ
もともと和食のお店だったが、6年前からコスタリカ料理を出すようになったとのこと。和食はご主人の二葉新一さん、コスタリカ料理は奥様の二葉マリセルさんが作る。マリセルさんは大使館の仕事をするために25年前に来日した。
100%コスタリカと同じ味にするために食材をコスタリカから仕入れているのだそうだ。だから全てのメニューがいつもあるわけではない。食べた人から聞いてメニューを指定されても断らなければならないのが辛いとのこと。なるほど。
これから僕が楽しそうに食べますが、このページを見て行こうと思った人はその点をご了解ください。
料理用のバナナとか確かに常備するのが難しそうな食材が登場しますよ。
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