グリーンカレーと言うほどではないが、さっきより緑がかったカレーが出来た。匂いは完全にカレーであるが、味覚的にはどうだろうか。一抹の不安を抱えつつも、さっそく食べてみる。
…お、おいしい。なんだ、普通においしいじゃないか。
カレーも青汁も個性の強いもの同士だが、ここではカレーが青汁を完全に組み伏せており、どこにも青汁の気配が感じられない。うん、うまいうまい。こりゃいいや。
さらに図に乗ります
先の2つの実験で、野菜ジュースがカレーに合うというのはイヤというほど分かった。どちらもおいしく出来た。
しかし、一般家庭においてジュースといえば野菜より果物の方を指すことが圧倒的に多いのではないだろうか。家にある確率も果物の方が高いように思う。今回の「急場をしのぐためのカレー作り」において、その果物を使ってうまくいったなら、それこそ大成功と言えるのではないか。
そこで、数ある果物のうち何を使おうか迷ったが、ここはリンゴジュースにご登場願った。「リンゴとハチミツ、トロ〜リ溶けてる♪」というテレビCMに代表されるように、果物界においてカレーと最も親密な関係にあるのはリンゴであろう。さほど突飛なものは出来ないに違いない。
…そんな私の考えは、出来上がったカレーを食べた瞬間、木っ端微塵に吹き飛びました。 |