(恋人の事故の知らせをうけた男は、ついに恋人の運ばれた病院へ到着した。)
「よし子!」
そう叫ぶ声に、彼女はゆっくりと目を開けた。
「まさ夫さん・・?」
※ ※ ※
退院の日はクリスマスイブだった。街には音楽があふれ、電車の踏み切りさえもクリスマスソングを演奏しているようだった。
踏み切りのSE
「もう決して君を放さない!」
「わたしもエレベータや階段のことなんかで怒ったりしないわ!」
よし子の目に浮かぶ大粒の涙。それはサンタから二人へのクリスマスプレゼントだったのだ。
おわり
今回のお話で登場したSE
踏み切り
何がサンタだ
なにがクリスマスプレゼントだ、とお思いになったと思います。
私もそう思います。