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ちしきの金曜日
 
大人の風呂おもちゃ
 


すっかり忘れていたが、我々は子供の頃、おもちゃを持ってお風呂に入るのが大好きだったはずだ。

うちの3歳になる娘は、たまにお風呂に入りたくないとダダをこねる時があるが、そんな時でも
「ステキなおもちゃと一緒に入ろう!」
と提案すると、喜んで入る。そして風呂の中で長々とおもちゃを手に持って遊んでいる。

その様子を見ていたら、
「なぜ我々大人はおもちゃを持って風呂に入らないのか?
お風呂をエンジョイする気持ちが欠けているんじゃないか?」
という疑問がふつふつと沸き起こってきた。

というわけで今回は、3歳児ばりに普段のお風呂をエンジョイする方法を考えてみたいと思う。

(text by T・斎藤



クマ on アヒル


入浴時におもちゃを持たなくなった大人のために

まずは子供用風呂おもちゃの考察から。
娘が使っていた風呂用おもちゃを引っ張り出して来た。

左の写真は、湯船にプカプカと浮かぶおもちゃ。クマの部分を押すと、アヒルの口から水鉄砲がぴゅいっと出る。風呂おもちゃとしてはオーソドックスなスタイル。

クマがアヒルに乗ってるという現実にはありえない組合せもポイント。かわいければ何でもアリなのか。他に、ワニにまたがったサルという組合せも見かけた。

0歳〜1歳の時に非常によく遊ばれたペンギン
ふたつの輪っかがポイント

次は、娘が0歳の頃から1歳ぐらいにかけて大活躍したペンギンのおもちゃ。なんてことはない、プカプカと浮かぶペンギンに、輪っかが2コついてるだけ。なのだが、この輪っかが赤ちゃんでも掴みやすい絶妙なサイズと軽さで、初期状態の赤ちゃんがそれまでできなかったアクションを引き出すポテンシャルを秘めている。

ペンギンから輪っかを外したり、またかけたり。両手に輪っか持ってカチカチ鳴らしたり、輪っかに腕を通したり。
それまでできなかったアクションを、このおもちゃがいくつも引き出してくれた。


10個のカップを重ねたおもちゃ
バラすとこんな

こちらのカップは、1歳〜2歳にかけてものすごくよく遊ばれたもの。

10個のカップが重なっているだけのシンプルなアイテムなのだが、娘はこれにお湯を汲んでは別のカップに移すという作業を延々と、まるで何かにとり憑かれたかのように無限に繰り返していた。何がそんなに楽しいのか。

バラバラになったカップを再び重ねる作業も、やや難しいがこれもまた夢中になってやっていた。


重ねると塔にもなる  

窓際に並べると、オシャレな感じも

 

おもちゃを探しに街へと繰り出した

大人は何を持って風呂に入るべきか?

というわけで次に私は、娘用ではなく自分が満喫するための風呂おもちゃを探しにでかけてみることにした。


 

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