デイリーポータルZロゴ
検索天気地図路線このサイトについてランダム表示ランダム表示


土曜ワイド工場
 
暗渠ストリートを鑑賞する

■とはいえたどるのはやっぱり楽しい


今週中にでも暗渠化しそうな勢いのドブ川。


たどっていくと


限りなくアンキョストリートの臭いがしてくる。鉄板ではやくも暗渠のオードブル。

予想通り、唐突に現れた水門のところで暗渠化。

延長線上を目でたどると、そこにはビビッドイエロー車止め。セオリー通り。その先に続くやんわりと蛇行した路地が。これだ!

暗渠になったのが結構昔なのか、一見ふつうの路地っぽくなっているが

地面を見ると、車止めのところからいかにもコンクリの蓋っぽいテクスチャ。間違いない。

テクスチャを追っていくと、昔は川に面していたのではと思わせる塀が。こんなたどり方でもしなければ気がつかなかっただろう。

最後は神社の脇で他の道とつながった

神社脇にあった地図看板を見てみる。緑色で囲ったところがたどってきたアンキョストリートと思われる場所。

上の地図を見て気がつくのはアンキョストリートと思われる道が町の境界になっていることだ。川を町村の境にするのはよくあること。やはりたどった道は暗渠化された川に違いない。川が交わるところに神社というのもありうることだ。

暗渠化されたのが古かったのか、道自体は「裏手感」に乏しくぼくの好みではないが、こうやって「ここはかつて川が流れていたに違いない」と思いながら街を見るといろいろ気がつくことがある。アンキョストリート鑑賞は見慣れた街を再構築する試みなのだ。

生えるに任された雑草、柵、鉄塔。夏の郊外、アンキョストリート。

最後はなんだか普通にいい話になってしまって悔しいが、これもアンキョストリートの魅力だということで締めたいと思う。


 

▲トップに戻る バックナンバーいちらんへ

 
Ad by DailyPortalZ
 

アット・ニフティトップページへアット・ニフティ会員に登録 個人情報保護ポリシー
©2012 NIFTY Corporation