「刑務所カレー」というのがあるらしい。 しかも檻の中で食べるそうだ。
ということで、檻の中が似合ってしまう男二人で行ってみることにした。
(text by T・斎藤)
檻の中での再会
今回一緒に食べたのは、こちらやこちらの記事に登場して頂いた川崎さん。久しぶりにお会いした場所は檻の中。
まさかこんなところで再会するとは…運命とは不思議なものである。ではなくて、ここは刑務所の雰囲気が味わえるという居酒屋。最近、東京などではよくあるテーマパーク型居酒屋の刑務所版だ。
後ろに立つ婦警さんに連行されて席に着いた。
さっそく、「刑務所カレー」を注文した。 左はカレーを待っている私。
その風貌と相まって、かなりリアルに拘置所っぽい。 が、よく見るとテーブルの上にはビールが置いてある。 かなりフザけた容疑者だ。
こちらが刑務所カレー。アルミの食器がそれっぽい。 サラダも付いていて、受刑者の健康も気づかわれている。
「どんなにまずいカレーなんだろう?」 と思って食べたら、意外にもカレーはうまかった。
というか、かなりうまい。
もし私が拘置所にいる容疑者だったら、このカレーに釣られてついうっかり自白してしまいそうだ。たぶん本物の刑務所のカレーはこんなにうまくないだろう。
もう少し何か飲み食いしたい
ほどなくカレーを食べ終えた。
せっかくなので、もう少し何か飲み食いしよう、とメニューを見る。その中から我々が選んだのは、オリジナル・カクテル「マル暴」と、同じくオリジナル・カクテル「わいせつ課」。
それぞれ、理科の実験のような容器に入れられて出て来た。
丸い棒状の容器に入ってるから「マル暴」だろうか。 「わいせつ課」を飲んだ川崎さんは、 「たしかにこれは、わいせつな味がしますよ!」 と言っていた。どんな味だろう。
つまみにはゲソ揚げや磯部揚げなどを。 いつのまにやら刑務所ムードにも慣れ、すっかりいつもの居酒屋ムードとなっていた。
というわけで、なにやら普通に楽しかったです。
●お店データ
居酒屋モンキーハウス 長崎市船大工町2-19 TEL:095-822-4444