披露宴とかで余興を頼まれることがある。去年くらいまではとりあえず脱いでおけばあとは勢いでなんとかなるんじゃないか、と軽く考えていた。
だけどそろそろ勢いだけではすまされなくなってきた気がするのだ。僕も、周りも。
やっぱり大人たるもの、渋い芸をひとつくらい持っておくべきなのではないか。親戚のおばさんとかに白い目で見られないような、古典的な芸をよ。ということで今回は渋い芸の基本、皿回しをマスターすることにしました。
(安藤 昌教)
なにをするにも道具選びから
何をするにも道具選びからだ。まずは今回のメインツールである皿を選びに行った。
皿回しに使う皿は脚の部分が高くなっている方が棒が引っかかりやすくて回しやすそうな気がする。かなり曖昧な表現にとどめているのは基礎知識が全くないから。すでに勢いで動いている自分がいる。
落としても割れないような素材の、しかも脚の部分の引っ掛かりが高い皿と、それから3種類の太さの棒を購入してきた。棒の長さはそれぞれ1メートルだ。皿回しって皿と棒があればいいんだよな。
わけもわからないまま練習を開始します。