そのへんの土を取ってきて、肥料や水をあげて大切にしたらなにか恩恵を授かれるんじゃないか。もしかしたら食えるものが生えてくるかもしれない。いやしい気持ちで挑みました。
(安藤 昌教)
まずは確実なところから
なにか生えてくることを期待して、まずは畑の土をわけてもらうことにした。畑の土ならばなにかの種が混ざっているかもしれない、そう思ったのだ。作業中のおばちゃんにお願いすると、快く「もってっていいわよ」と承諾してくれた。ありがとうございます、頂きます。
ビニールに詰めて「これだけ頂きます」と声をかけると「なんでそんなに少しかね」と逆にせまられてしまった。「歩きですので」と答えて立ち去った。
そのへんの土も採取
比較のために畑以外の土もサンプリングすることにした。これはもうほんとそのへんの土だ。誰の許可もいらない。
取ってきた土を植木鉢に移し、それぞれに肥料と水を与えて1週間観察する。
しかし1週間でなにも起きないことも十分に考えられる。それは少しさびしいので、そのへんで取ってきた土を入れた植木鉢の一つにかいわれ大根を蒔いてみた。
観察開始です
左から畑でもらってきた土、かいわれ大根を蒔いたそのへんの土、ただのそのへんの土、の順。これらを1週間、愛情をこめてケアする。肥料は固形の物を砕いてそれぞれの土にすでに混ぜてある。
補足だが、実は植木鉢にちょっとした工夫を凝らしてあるのだ。なんかマイナスイオンを発生するという石をもらったので底にしいた。なんでもこの石、浴槽に入れておくと1週間経ってもお湯がにごらないらしい(売り言葉)。そのへんの土にもなにかいい影響を与えてくれるかもしれないぞ。
3つの鉢は見た目にはほとんど違いがない。細かく見ると、畑でもらってきた土は小石が混ざっていて全体的に粒が大きい。そのへんで取ってきた土には木の根っこやらガラス片やらそういう小さなゴミが混ざっていた。果たして1週間後に差はでるのか。
それでは毎日水をあげる1週間を始めたいと思います。