最近パッとしません。 落ち込んでいるとき、悪いこと、悪いことを、映画の予告編みたいに、ダイジェスト版で思い出してしまいます。 かなしいこと、恥ずかしいことイロイロ。 それと同時に思い出してしまう、楽しかったときの思い出。 喫茶店や居酒屋でのバカ話、笑顔、着てたシャツの色、肌や髪の質感、こちらに向いていた、やさしいやわらかい視線。 もうあんな、やさしいやわらかい顔を見れないんだな、と思うと、さらに悲しく、自分のバカさが情けなくなります。 しかし人生はつづく。 そんなうまくいってない私なんですが、必死に「すこし楽しいことをしよう」と考えてみました。
（text by 大塚 幸代）
同じ１万円でも、「１万円でドレスを買った」というと、「セコイ」と感じてしまいます。 しかしこれが、「１万円のパンツ（下着）」だったら？ たぶんゴージャスな気持ちになることでしょう。
で、１万円のパンツを買うのもいいかな、と思ったんですが、それよりも、「前々からやってみたかったこと」を優先してやってみましたよ。
どちらもささいな、食べ物がらみのことです。
私はクリームソーダが好きです。
人工的な緑と、アイスクリームの、あいだの、ちょっと混ざりあった部分のソーダとか、シャリシャリになってるクリームの部分とか、たまりません。
やっぱり、上に乗っかってる、赤くてたまらなく可愛い、さくらんぼが好きです。 私は「最後に食べる派」です。
で、
自分を元気づけるために、 大盤振る舞いしてみました。
ああ、過剰だ。過剰なものが好きだ。 でも、これ、喫茶店で出てきたら……ヒくね。
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