上の写真の通り、貝柱を囲む生殖器の部分が白だと精巣、つまりオスで、ピンクだと卵巣でメスということになる。うまれたときは全員メスらしいが、その後2年ぐらいで半数がオスに性転換するんだとか。
Nさんは、白でもピンクでもない、その中間の色を持つ両性具有のホタテを探していたということだった。
オスとメスが目で見て判別できる! というのも私には驚きだったのだ。しかも、オカマさんも目で見て分かるとは。
両性具有にかぎらず、異常固体が現れるのは、場所とか環境とか年度によってかなり変わるものの、多いと3割にもなるらしい。が、そういう固体はサンプル採取時には弊死、殻を閉じたまま死んでいることがほとんどだそうだ。
両性具有のホタテを一般人の私が手に入れるのはちょっと難しそうなのだが、貝のついた生ホタテを買えば、私でもオス、メスが区別できる。
そういうわけで、今回の食べ比べを開催するにいたったわけです。
自宅でやろうホタテの鑑別
さて、勇んでいった魚屋さんに売っていた活ホタテ。中をうかがって、メスオス見分けて買うつもりだったのだが、開いた口に手を突っ込んで確かめようとしたら、はさまれた。
そうか、生きてるのか! 普段はパックの貝柱ぐらいしか買わないので忘れていたが。貝も当たり前に生物なのだった。
結局、ランダムに6つゲット。 |