どんな道具がいいだろう
もしかしたらダーツを投げるための道具がすでにあるんじゃないかと思って、インターネットで検索してみた。でも、残念ながらないようだった。あたりまえか。
となると作るしかない。どんなのを作ればいいだろう?
何かを前に飛ばす道具で、じっさいに作れそうなのはせいぜいわりばし鉄砲くらいだろう。これをベースにちょっと考えてみることにしよう。
あらためてダーツの矢をながめてみる。
これを前に飛ばすには、たとえば輪ゴムにひっかけてひっぱってやればよさそうだ。でも、胴体には凹凸がないので、ひっかかりになりそうのは後ろの羽根の部分しかない。まとめると、 ・動力は輪ゴムを使おう。 ・輪ゴムは羽根にひっかけることにしよう(↓こんなふうに)。
つぎに、矢をまっすぐ飛ばすための工夫をしたい。
それには、たとえば羽の部分を2本の割り箸でゆるくはさむような感じにすればどうだろう。カタパルトみたいにまっすぐ飛んでいってくれそうな気がする。
あとは、このわりばしのいちばん前と、羽根の後ろに輪ゴムをかけて矢を後ろにひっぱるようにすればいい。手を放せばとりあえず前に飛んでいくだろう。
わりばしダーツ鉄砲みたいなのができた
わりばし鉄砲の作り方を参考にして、上の基本の仕組みに、持ち手や引き金にあたる部分を肉付けしたところ、なにかそれらしいものができた。
見たまんまだ。わりばし鉄砲の上に無理やりダーツが乗っている。こんなんでちゃんと飛ぶんだろうか?
ものはためし、さっそく飛ばしてみるのだ。
飛ばしてみた
上の写真の状態から手前の切り込みに輪ゴムをひっかけて、矢を輪ゴムといっしょに後ろにひっぱると、手前のわりばしが自然に閉じる。
それから後ろ側のわりばしをつかむと、前方のわりばしが再び開いて、矢が飛び出すようになっている。
さあ、どんな具合だろう。
びっくりした。
ちゃんと飛んだ。しかも結構な勢いで、「ずどん」とか言いながら。このわりばし鉄砲、外見はどうみてももちゃちいけど、馬力はなかなかのものだ。
ではいよいよこいつを固定して、的のど真ん中だけに何回でも繰り返して当てられるかどうか、ためしてみようではないですか。