南十字星という星座がある。4つの星で十字架を構成する全天で最も小さな星座だ。南十字星は一般に南半球でしか見られないと思われがちだが、なんとがんばれば沖縄でも見えるらしい。がんばれば、というのがミソなわけだけど。
(安藤 昌教)
宮本さん
今回ガイドをお願いしたのはこの人、宮本さん。かつてうちの店でUFOの写真を募集したところ宮本さんはきれいな土星の写真を撮って持ってきた。この人、ただものではないぞ、とその頃から目をつけていたのだ。
「南十字は1月から5月までのこの時期がもっとも観測しやすいんですよ。」
宮本さんは星座盤を回しながら言う。ちなみにこの星座盤、よく見ると沖縄県中心のものだ。全県それぞれに星座盤ってあるのだろうか。
「沖縄だけは見える星座が違うんですよ。だから日本国内向けのやつと沖縄向けのやつがあります。」
そうなのか、そんなに南なのか、沖縄は。
宮本さんいわく、南十字を見るポイントは以下。
この日、天気予報では夜中から晴れマークだった。それを見て僕は安易にいけるだろうと思っていたのだけど。「晴れといってもいろいろな晴れがありまして。星の見えない晴れもあるんですよ。」とのこと。深い。
宮本さんの天体撮影ノートを見せてもらった。みっしりと撮影条件が書き込まれている。これについて説明をし始めるとかなりマニアックなことになりそうなのでここでは省略したい。とにかくすごいということだ。